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現在の階層 AP総研サイト/一般情報一覧 -2002年度/一般ニュース 04/03

2002/04/03発信:一般向けニュース
犯罪予防シンポジウム交流会

3月26日、犯罪予防シンポジウムが開かれました。
その時の交流会の模様を掲載します。

「ブロークン・ウィンドウズ・セオリー(割窓理論)」
〜ジュリアーニ前ニューヨーク市政権のもと、ニューヨーク市警察本部顧問!〜

「1枚の割れた窓ガラスをそのままにしておくと、やがて街全体が荒れて犯罪が増える。だからたった1枚のガラスでも割れたらすぐに修繕しよう」という犯罪予防理論を、ジョージ・ケリング博士が発表し、ニューヨーク市のジュリアーニ前市長が実践しました。その結果わずか7年間で殺人率を67%も減少させる実績を作りました。この画期的な理論について詳しくご講演いただきました。すでに安全ではなくなったといわれる日本社会と我々の糧であるパチンコ業界に於ける問題解決への手がかりが得られると信じています。

【テーマ】 犯罪予防理論
「ブロークン・ウィンドウズ・セオリー(割窓理論)」

【主 催】 特定非営利活動法人日本ガーディアン・エンジェルス

【共 催】 東京都

【後 援】 財団法人全国防犯協会連合会

【日 時】 平成14年3月26日(火曜日)
シンポジウム 午後1時から午後4時30分
交流会    午後4時45分から午後6時

【場 所】 江戸東京博物館
(東京都墨田区横綱1-4-1 03-3626-8006)

【内 容】
1 基調講演『Broken Windows Theory』
 ジョージ・ケリング博士
(ニュージャージ州ルトガーズ大学刑事司法学部教授)

2 特別講演
『実践割窓理論!暗黒時代のニューヨークにおける市民活動』
 カーティス・スリワ
 (米国NPO法人ガーディアン・エンジェルス創設者兼理事長)

3 トーク・タイム『日本での活用方法』
 ジョージ・ケリング博士
 小田啓二
 (特定非営利活動法人日本ガーディアン・エンジェルス理事長)

【参 加】 (1)参加費     無  料
(2)資料代     1000円
(3)交流会菓子代  1000円

【ご注意】 同時通訳は和英および英和となります。

 

講師紹介

ジョージ・ケリング
(George L. Kelling)

1972年、警察財団で仕事を始め、いくつかの大規模な試みを指導した。最も注目すべきものは、カンザス・シティ防犯パトロール活動とニューアーク・フット・パトロール活動で、後者はケリングの最も有名な著書『ブロークン・ウィンドウズ』(アトランティック社/ジェームス・Q・ウィルソン共著)のもとになった。
1980年代の終わりに、ニューヨーク市の地下鉄内での治安強化を発展させ、それは最終的に犯罪の急激な減少をもたらした。
後に彼はニューヨーク市警察の顧問として迎えられた。
最近の主な著書は妻のキャサリン・M・コールズと共著の『割れ窓の修理;地域社会における秩序の回復と犯罪の減少』である。
現在、警察力の組織的変化と、地域社会の包括的防犯プログラムの推進について研究中。

 

カーティス・スリワ
(Curtis Sliwa)

1976年9月ニューヨーク市ブロンクスにおいてマクドナルの夜間マネージャーを務める中、地元の若者を集め、当時最悪と言われたこの町の環境美化のため、ゴミを拾うボランティアグループ「ロックブリゲード」を結成。
この活動は徐々に地元に、住民の信頼を得ていく。1979年2月13日、住民からの強い要望により当時乗車すれば強盗に会うと言われたニューヨークの地下鉄4号線に乗りこむことになる。
カーティス・スリワと12人の若者により結成されたこのグループは「マグネフィセント13―サブウェイ・パトロール」と名付けられ市民の安全のため、しかも安全な非武装でおこなわれるこの活動が大きな反響を呼ぶことになり、賛同する若者が殺到したため、同年9月4日、13人から始めた「マグネフィセント13」を現在の「ガーディアン・エンジェルス」と改名。
地下鉄はもちろん、犯罪が多発する公園・路上を昼夜なく巡回し、市民の高い信頼を得る。
80年代には全世界を回り、各国に支部を設立、彼の発案によりメンバー全員で揃えた赤いベレー帽と白いTシャツは現在では世界11ヶ国50都市のガーディアン・エンジェルスのトレード・マークになっている。
90年よりW-ABC(ABCラジオ)でレギュラー番組を持ち、人種・差別・銃犯罪・インターネット犯罪など様々な社会問題についてニューヨークなまりの熱弁をふるい、人気を得ている。

 

交流会の模様

1999年6月30日に、私(中野耕平)はアメリカのセキュリティの視察として、ニューヨーク、ラスベガスと行ってきました。その時の模様を私が執筆し、業界紙「グリーンベルト8月〜10月号」に3カ月連続で掲載しているので御読み頂いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
※展示会・その他レポート→1999/9/30アメリカセキュリティー視察ツアー・レポート その1〜4

カーティス・スリワとは、マディソンスクエア・ガーディンの隣のビルの「WABC77」でお会いしています。
その後も2000年10月に東京で行われた「ガーディアン・エンジェルス世界大会」の折にもお会いしているので、今回で3回目となります。

 

カーティスと日本ガーディアン・エンジェルス理事長(代表)の小田氏

※カーティスは94年に銃弾を5発打ち込まれたときに、小田氏が無線で励まし続け、駆け付けたおかげで一命を取り留めました。交流会の席で、その時の感謝を込めて小田氏に盾を送りました。

 

今回は奥様も同伴し、また、なんと! この3月26日はカーティスの「48才」の誕生日だったのです。

※誕生日ケーキを手渡されて喜んでいるカーティス。渡しているのは、ガーディアンの秘書と言えばよいのか、影に日向に頑張っている私とも仲の良いダイアナです。

 

ケリング博士と私

ブロークン・ウィンドウズの理論は三年ほど前から知っているので、お会い出来るのを楽しみにしていました。
本当は、去年の9月にシンポジウムを開催する予定でしたが、寸前に同時テロが起きてしまったために延期となり今回の開催となったのです。

 

ジュニア・エンジェルス
正式なメンバーは16才以上となっています。8〜15才のジュニア・エンジェルスは、パトロールなどの危険性のある活動は出来ませんが、イベントの時や通常の事務などの手伝いを行っています。

※真ん中に写っている「ヤシン」は7才の頃に家出をして、池袋のチンピラのいわゆる「バシリ」などをしていました。その為に、その年齢にして既に喫煙をしていました。その彼を救ったのがガーディアン・エンジェルスです。
今では赤坂の学校に通いながら、授業が終わるとガーディアンの本部に駆け付け手伝いを行っています。
 勿論今では喫煙などしていません。
「こんなに優しくしてもらったのは人生で初めてです」との彼のコメンとの重さを、全ての人に分かってもらいたい。
だが、同じガーディアンの中でも彼を特別に扱うことに異論があり、実際は代表の小田さんが個人的に援助をしている状態なのです。例えば炊飯ジャーは、小田さんの北海道の実家から送ってもらったものです。
ヤシン君に声をかけるとニコニコしながら「中野さんのことは良く知っています」と言っていました。
ダイアナ曰く「中野さんにそっくり」と言っていた言葉を思い出しましたが、その真意は未だ不明です。

 

顧問の砂田氏

砂田顧問は、95年ニューヨークで息子さんが拳銃に打たれ死亡しました。ニューヨークに行った砂田氏は、そこで必死に「ストップ・ガン!」を道ゆく人々に訴えている一人の日本人に出会ったのです。それが小田氏でした。
その姿に砂田氏は涙を流したと言います。
以上交流会の模様から、彼達の活動状況や信念など、少し也とも伝わればと思います。
ブロークン・ウィンドウズ理論は近々に掲載しますので、是非御読み下さい。

関連記事:2002/04/10 一般ニュース『ブロークン・ウインドーズ理論(ジェームス・ウィルソン、ジョージ・ケリング共著)』参照


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